レストアにあたり、まず初めにこの黄色いカヌーの旧塗膜をはがします。( 下地造り ) (1)湾曲したボディー形状に沿うようにサンディングする至難の技。 (2)厚い塗膜のためサンドペーパーは、エッジが深く当たらないような気配りが必要。 ( 旧塗膜には、無数にクラックが入っており数年後のトラブルの原因になる為、全て研ぎ落とす事になった。 ) (3)塗膜を研ぎ残しが無いか点検し、深い割れや凹み箇所を補修箇所にあった材料と手法を選択し丁寧に確実に仕上げていく。 (4)プライマー塗布 → 乾燥 → から研ぎ ＆ 水研ぎ →脱脂

今回グレー色のプライマーを選択しました。 フレークが入る部分はラインどりをした後、再度マスキングを施します。 気の抜けない作業の繰り返しが、続きますが淡々とこなすスタッフに感動。

ボディー色は予め打ち合わせしたホワイトを調合。 ホワイトで全体を染め上げた後、 カヌーの一部をブラックアウトします。 3箇所にフレークを施工。 (1) 左右対象となるラインテープによる型取り (2) フレークの下色の調色。 (3) フレーク塗布→クリア塗布✖️3 (4) 乾燥→磨き (5) 上の3と4を3クルー

今回、ラメに使用したメーカーは『Ｓｈｏｗ　ｕｐ』のアクアブルー！！！ クリアーにフレークを規定量を入れて塗装する手法での施工。ラメのサイズによりガンも変えます。 の予定でしたが。。。 フレークの羅反射具合、施工箇所、範囲により急遽予定変更し、ドライ吹きという手法に変更しました。

お持ちいただいた、『ＮＥLＯ』のステッカーをカヌーに貼り作業終了です。 はじめの黄色いカヌーが見違えるほどきれいに仕上がりました。